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木製型枠から残存型枠へ
砂防工事 重力式擁壁 外溝工事などで使用される残存型枠パネルワン
重力式擁壁や外溝の多くが木製型枠を使用しての施工でした。
しかし現在、木製型枠から残存型枠へと変わってきています。
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左:残存型枠施工 右:木製型枠施工
残存型枠施工例
残存型枠にすると何が変わるのか
残存型枠にする事で変わることが大きく3つあります。
工期短縮
木製型枠
木製型枠は型枠をコンパネ等で作成する所から始まり、型枠に溶接の為の加工などを行います。 生コンの打設後は、脱枠を行い気泡・Pコン跡の補修を行います。
パネルワン
パネルワンは、型枠を作成する手間もなく地盤が出来上がればすぐに枠組みを開始する事が出来ます。 溶接を行うための鉄筋もパネルワンに一体となっている為、アンカーも製品の鉄筋に合わせて配置するだけです。 生コン打設後も、脱枠作業・補修作業がないため手間な作業を省くことができます。
環境に優しい
先程も説明した通り、木製型枠には型枠を作成し脱枠するという作業があります。
木製型枠は再利用する事ができますが、複数回使用することは困難であり、面も汚くなるため
再利用すればするほどコンクリート面の補修作業が増えていきます。使用できなくなった木製型枠は廃棄をしなければなりません。
パネルワンは脱枠という工程が無い為、廃棄物搬出量がが大幅に削減できます。
廃棄物の削減は自然環境への影響を減らすことに繋がります。
景観の向上
パネルワンは滑面・化粧の2種類があります。
岩模様の化粧パネルは、自然の中で景観を損ねることのない構造物を作る事ができます。